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本帖最后由 donthuang 于 2015-10-17 00:50 编辑
http://sandalaudio.blogspot.tw/2 ... astell-ak-t8ie.html
應該是目前最詳盡的評論,文蠻長的,只節錄關於音質的部分....等我比較不忙的時候再重點翻譯
AK T8iEの音質について
まず、発売前の試聴機と実際の販売モデルでは、気になる程の音質差は感じませんでした。
開賣前的試聽機和實際販售版沒有可聞的音質差別
今回、AK T8iEとの比較試聴に使ったのは、私のAKG K3003以外では、友人のシュアーSE846とゼンハイザーIE800が揃いました。まさにハイエンドIEM大集結ですね。楽しい試聴会となりました。
AK T8iEは開封後30時間ほど音楽を流しておきましたが、これからさらにエージングが進むに連れて音質に変化が現れるかもしれません。開封直後とくらべて、30時間後のほうが低域が落ち着いてきたように感じられますが、いわゆる典型的な「エージング不足」にありがちな高域のシャリシャリ感などは開封当初から一切ありませんでした。
評論對象的T8iE只有開聲30小時左右,主要的變化是低頻變得更加安定沉穩,完全沒有煲機不足時常見的高頻刺耳現象
使用したソースは個人的に愛用しているOPPO HA-2とiFi Audio micro iDSD以外では、ソニーNW-ZX2と、バランス接続用にLotoo PAW 5000とCayin N5がありましたが、基本的に普段聴き慣れたOPPOの3.5mmアンバランス接続で行いました。
音質について
まず最初に触れておきたいのは、AK T8iEには明確な問題は感じられず、たとえば他のイヤホンなどでよく言われる「特定の帯域がこもる」とか「サ行が刺さる」「低音が乱れる」といった、単純な不満点は一切ありませんでした。
最初表現就相當有模有樣,沒有特定頻段發悶,唇齒音刺耳,低頻失控的問題
ドライバの設計やハウジング反響に依存するような乱れが無く、どの帯域もクリーンで見通しがよく、上から下まで素直に鳴ってくれます。
也沒有因為單體或腔體設計不良導致的失真,由上而下各頻段都相當乾淨,忠實
もちろんIE800やK3003なども、この価格帯のIEMやヘッドホンになると明確な「悪い癖」が無いため、なかなか具体的な評価が難しいと思います。
當然都到IE800和K3K3這檔次了,大概也不會有太明確的惡癖,具體的(比較)評論也比較困難
そういった意味で、試聴レビューでの印象というのは誇張や過大解釈が必要で、あえて知恵を振り絞ってクセや問題点を探し当てるようなゲームになってしまいます。
從這角度而言,評論的時候有點像是在吹毛求疵
別の言い方をすれば、ハイエンドなIEMになるにつれて、IEM自体のクセや存在感が消え去り、純粋に音楽そのものを楽しめるようになります。AK T8iEは、まさにそのような体験ができるIEMだと思いました。
頂級IEM的條件,是要能完全抹去自身的癖性與存在感,讓聽者純粹的沉浸在音樂中
我覺得T8iE當之無愧
能率もごく一般的なIEMと同等で、シュアーやWestoneなどのBA型よりも二割ほどボリュームを上げる必要がありますが、たとえばスマホやNW-ZX1などパワーが弱いソースでも十分に音量が取れます。
靈敏度和一般IEM差不多,轉動音量時,需要比Shure/Westone這類動鐵要多轉上兩成,
像手機或ZX1這類推力弱的訊源是還可以有足夠的音量
AK T8iEの音質について、特徴的だったポイントは2つあります。それらは:
① 太い音像と、柔らかく繊細なアタック感
② 大型ヘッドホンのような壮大な音場感
です。
T8iE音質上兩個特點:
1.龐大的音像與柔和纖細的暫態表現
2.像大耳罩一樣開闊的空間感
柔らかいアタック
まず①についてですが、AK T8iEを他のIEMと交互に聴き比べてみると、耳当たりがとてもソフトだということに気付きます。
ソフトといっても音像がふわふわしていたり、こもっているわけでは無いのに、なぜそう聴こえるのか不思議に思っていたのですが、注意してリスニングしてみると、他のIEMと比べて一音一音のアタック部分が潰れておらず、尖った部分の質感が聴き取れているからだと確信しました。
一般而言,聲音軟也意味著音像較為蓬鬆,然而T8iE並非這種簡單的軟聲
和其他IEM相比,起音的部分並沒有模糊掉,能夠聽出尖端部分的質感
インパクト重視というよりは一歩下がったような出音表現で、ドラムなどの激しいアタックでも、古傷に触れるかのように丁寧な鳴り方です。一般的なIEMであれば「カン!」とか「ドン!」という一瞬の破裂音で済んでしまうようなアタック音、たとえばベースを指で弾く音や、ハイハット、シンバルの「シャーン」という響きも、AK T8iEで聴くと、まるでスローモーションになっているかのように、アタックの開始部分の「音色」が聴き取れます。
在衝擊力的表現上相對保守,即使是猛爆的架子鼓,也處理得像是小心翼翼撫摸舊傷口那樣的感覺
不像一般IEM "鏗!" "咚!" ”沙!” 那樣 聲音爆發後瞬間收束
而是有點像慢動作那樣,能清楚的聽到音符起音時,最初的"音色”
リズムの基礎となるアタックがバシバシと耳を攻撃しないため、丁寧すぎて逆効果かと思うこともあります。たとえば、モバイル用途で環境騒音下でリスニングしている場合などは、もうちょっとエッジの効いた押し出しの強さが欲しくなったりもします。
這種獨特的柔緩感覺可能會對旋律性產生一定的減損
高域の伸びは良好なのですが、さすがにベイヤーらしく、作為的な美音というよりは録音に忠実な「正しさ」のように感じられます。
高頻延伸良好,Beyer式的,不多修飾的忠實
全体的にクリアでありながら硬質な刺激が少なく、限りなくモニター調に近いのに、鑑賞に耐えうる音楽性をあわせ持った音色はさすがといえます。たとえばシビアなモニターイヤホンにありがちな「アラ探し」で終わらせないところが立派です。
整體而言音色非常乾淨,硬質刺激感較少,雖然相當接近監聽風格,音色上仍有可供玩味的音樂性,而不拘泥於
監聽耳機式的”挑錯”
中低域の量感は、先ほど触れたイヤピース問題でいくらでも調整可能なのですが、自分に合ったイヤピースを使った場合には、中低音を基礎としたどっしりとした三角形のような音色です。イメージが一定の距離を保ってブレないため、どれだけ高音の解像感が高く、伸びが良くても、それがシャリシャリとせずに安定を保っています。また、大型ヘッドホンかのごとく、一音一音の線が太いです。
中低頻量感和新型耳塞配戴有一定關聯,以搭配吻合的情況而論,三頻大抵上是以中低頻為基礎往上發展的三角形平衡
音像安定不模糊,高頻解析延伸俱佳,唇齒音也不會有失控的情況
此外,有如大耳罩一樣,深邃濃厚的聲音線條
似たような傾向のIEMというのは思い当たらないのですが、ヘッドホンでいうとT1やK712、HD650、Fidelio X2なんかの大口径開放型と似た、エッジがきつすぎない自然な余裕が近いかもしれません。リラックス系の音色とでも言えるかもしれませんが、たとえばゼンハイザーIE80やJVC HA-FX1100のような増強した低音でウォームに仕上げているのではなく、全体域がヒステリーを起こさないだけの十分な余裕を感じさせます。
就這點而言,我想不到類似風格的IEM,反而比較像T1,K712,HD650,X2這類大口徑的開放式動圈,甚至有可能會隨著熟化,T8iE的聲音會更加餘裕、自然也不一定,音色平衡上可以說是比較寬鬆的
不是IE80或FX1100那樣低頻拉起來,加以暖調修飾的”寬鬆”法,而是全頻段都不會有歇斯底里的情況,十分有餘裕
壮大な音場感
次に、②の「大型ヘッドホンのような壮大な音場感」について、私自身がいままでずっと気になっていたことなのですが、これまでの「IEM」と「大型ヘッドホン」というのは、それぞれが真逆の方向に進化しているように思えていました。
接下來針對第二點的"大耳罩一樣開闊的空間感"討論
這也是我一直很在意的點
我認為現今的小耳道和大耳罩,可以說是往截然不同的方向發展
IEMの場合は「ディテール、解像度、分析力、脳内で全てが聴き取れる顕微鏡的なスペック」がセールスポイントとなりますが、大型ヘッドホンにおいては「空間定位、音像の距離、コンサートホールのリアリズム」といったマクロなリアリズムが重宝されます。
小耳道是以細節、解析在腦中全部聽得清清楚楚,顯微鏡一樣的微觀為賣點
大耳罩則是以 空間定位、音像距離,音樂廳一樣的臨場感 這類巨觀的逼真感覺為貴
そういった中で、AK T8iEは、IEMというよりはむしろ大型ヘッドホンに通ずる音作りだと感じました。
而T8iE的調音方向,與其說是小耳道式的,毋寧說更接近一般的大耳罩
空間が広く、各演奏者の定位や距離感がパノラマ的に安定しており、限界の壁を感じさせず、どこまでも透き通るような音場感があります。つまり、一音一音の残響を綺麗に鳴らしきることができるだけの空間的余裕があります。これはHD800やT1などと同レベルの空間再現性で、余裕がある大型ドライバのヘッドホンでよく感じられる特性です。
空間開闊,樂手的定位和距離感 全景式的展開,音場十分通透,感覺不到牆壁之類的侷限
這樣的空間感能有效容納各式各樣漂亮的殘響而有餘裕
幾乎可以說和HD800與T1同等的空間描寫能力,就像是一般”大振膜”耳機的特性
空間が広いということは、響きの伸びが長く聴きとれるため、弦楽器やフルートなどのレガートが詰まることなく「スーッ」と消えていくまで安定して鳴り響いています。
空間開闊,聲響能充分展開,延伸,絃樂器和管樂器的連音不會縮成一團,而是到"簌"的氣流聲逐漸消失時,都能保持穩定
悪く言えば、たとえばBA型などの「音場が近めで歯切れがよい」IEMとくらべると、AK T8iEは一音一音がなかなか消えてくれないため、演奏に間延びすら感じさせます。
如果說一些動鐵是因為音場靠前所以聲音明確無比,那麼T8iE反而像為了不要讓聲音稍縱即逝,刻意拉長了演奏
ごく一般的なイヤホンにはどれも共振ポイントがあり、音の定位が急にぐっと前に出てくる部分があるのですが、AK T8iEではそれが皆無で、頭外定位が一定の距離をキープしています。つまりどんなに派手な録音でも一定の距離感があるようなので、もうちょっと脳内にズンズン響くほうが好みの人もいると思います。
一般的耳道在特定的共振點附近,聲音的定位會急遽地往前拉,T8iE則沒有這樣的問題,「頭外定位」
一直穩穩地保持著一定距離,也就是不管怎樣的錄音,都能保持一定的「脫箱感」,可能也會有人比較喜歡更不那麼
「出去」的聲音
スピーカーのような音色
個人的に、このAK T8iEの音作りは、大型ヘッドホンや、さらにはニアフィールドモニターのそれに近いと思いました。録音スタジオに配備されているADAM、EVENT、GENELECなどの大型ニアフィールドを使った時の確実性と見通しの良さが、このAK T8iEでも感じられます。
我個人認為T8iE的調音相當接近一些近場監聽的喇叭,在其上也能感受到 與ADAM,EVENT,GENELEC這類大型近場監聽喇叭
一樣的通透與忠實
とくに低音の量感が十分あるのに、タイミングが一切ズレない、こもらない、反響しない、という一見矛盾するような表現力は、IEMとしてはとてもユニークです。
低音飽滿,動態沒有遲滯壓縮,也沒有奇怪的悶聲或回音,這種乍看之下是有點矛盾的表現能力,在眾多IEM中獨樹一格
たとえば安価なイヤホンやヘッドホン、デスクトップ用スピーカーなどでは、ドライバそのものに低音を押し出すだけの能力が不足しているため、ハウジングのダクトやバスレフのような空気チャンバーを応用して増強するのが一般的です。(ゼンハイザーIE80なんかはこの手法を上手に使っています)。
廉價的耳機、電腦喇叭 單體自身沒有足夠的驅動力可以擠出低頻,必須利用低音反射孔之類的 空氣彈簧原理來增強低音
(IE80是運用這種手法的佼佼者)
このような低音ダクトに頼り過ぎると位相が一周ほど遅れてしまい、なおかつハウジング内部で延々と共鳴してしまうため、低音はボンボン出ているけど、定位が正しくなく、音楽と位置やタイミングが一致していない、という致命的な問題が発生します。
過於依賴這種手法,會導致相位的延遲與箱體內部的共鳴,導致低音鬆散模糊,定位不準確之類的問題
スピーカーの性能が高く、ドライバそのもので中低音を十分に出音できれば、このような位相や時間乱れのような問題が回避できます。AK T8iEからはそういった低音の正しさを感じられました。
如果喇叭性能夠好,單體自身能發出足夠的中低頻,那麼就可以避免這類相位上的遲滯混亂,T8iE的低頻就是這樣的正確
AK T8iEを使ってMilestoneレーベルのジョー・ヘンダーソン「Tetragon」を試聴してみたところ、ジャズで定番のウッドベースによるウォーキング奏法が、一音一音、重低音に負けずに「音色」として存在していました。一般的なイヤホンでは、低音不足で満足に聴き取れないか、もしくはバスレフ効果で「ボン、ボン」と鼓膜を振動するだけの効果音だったのですが、AK T8iEを使うとそれがメロディになります。
以T8iE試聽 Joe Henderson的Tetragon這張專輯,以爵士樂常見的walking bass為例,能清楚聽出不被極低頻壓倒的,低音大提琴的”音色”
一般耳道/耳塞的低頻並不是那麼好,常常只剩下轟轟然的共鳴聲,而T8iE能聽出明確的旋律
トゥッティの音圧で押し切るようなパッセージも、普段一般的なイヤホンの場合は脳内に押し寄せるような音圧を感じるのですが、AK T8iEの場合、目の前にある音像がダイナミックに広がった、という感じで、パノラマ空間が破綻しない普遍的な安定感があります。
在大合奏狂飆聲浪時,一般耳道/耳塞聽起來有一股腦往腦中擠的壓縮感,而T8iE的音像仍然保持在眼前
整個音景毫無破綻,十分穩定
今回、AKG K3003、ゼンハイザー IE800、シュアー SE846と比較試聴することで、AK T8iEの良い部分と、また悪い部分もなんとなく見えてきました。
AKG K3003との比較
AK T8iEとAKG K3003は対照的な個性を持っているようです。
T8iE與K3003的風格恰恰好形成對照
AK T8iEの得意分野が空間表現とスケール感だとしたら、K3003は一音一音の美しさ、そして「ツヤ」です。たとえば録音が劣悪で、空間要素が皆無な曲の場合は、AK T8iEはそのポテンシャルを発揮できず、かえって録音の悪さを見透かしてしまいます。それと比べて、K3003を使うと、たとえ音楽がチープでシンプルであっても、演奏者の楽器や、歌手の歌声が非常に美しく仕立てあげられて惚れ惚れとしてしまいます。
T8iE的強項在空間感與規模感,而K3003則在個別音符的光潤優美,在錄音粗糙,毫無空間資訊的曲子下
T8iE的強項無法發揮,而K3003不然,在音樂相對"粗"的情況下,能夠把樂器和人聲打磨得十分優美動人
若干作られた演出とも感じられますが、それ自体は悪くありません。奥まった空間要素はあえて表に出さず、音楽の主要なパッセージを明朗に、スポットライトを当てて、ツヤツヤに描いてくれるのがK3003です。
也許有點矯飾,不過並不壞,雖然沒有辦法表現出恰當的音場縱深,K3003能擷取音樂的主要脈絡
就好像放在聚光燈下,光潤艷麗的描寫出來
アルヒーフ録音のカール・リヒター指揮1961年のバッハ・ロ短調ミサは、バロックの金字塔的名盤ですが、今回K3003で全曲通して聴いた際には、歌手ソリスト、コーラス隊、そしてオーケストラ楽器の美しさが際立った、オペラ的なエンターテイメント性を強く感じました。
Archiv出品,卡爾,李希特指揮,1961年版巴哈B小調彌撒 可說是巴洛克音樂頂點的銘盤,以K3003試聽全曲,歌手獨唱,合唱隊,管絃樂器等等,綜合起來的美感值得記上一筆,能夠強烈感受到歌劇(戲劇)一樣的娛樂性
それに対して、AK T8iEの場合では、ソリストやコーラスそのものはあまり自己主張が強くなく、音楽の一貫として淡々と繰り広げられるのですが、その粛々としたミサ曲の中で、稀に大音量の一斉合唱が奏でられるようなシーンでは、残響が形成する荘厳な教会の空間表現にドキッとしました。実際に復活祭やクリスマスなどで教会聖堂で行われる演奏会に立ち会ったような体験に近いです。
與此相對,以T8iE試聽的時候,獨唱和合唱並沒有那麼突出,而是做為整體音樂的一環,淡然地展開
在這類肅穆的彌撒曲中,偶有大音量一齊合唱的場景,莊嚴的殘響讓人怦然心動,就好像是復活節,聖誕節時教堂演奏的現場體驗
ゼンハイザー IE800との比較
IE800は個人的に所有していないのですが、その理由はシュアーがけ出来ない交換不可能なケーブルや、特殊形状のイヤピースなど、物理的なデザイン面での問題点もありますが、音質的にもあまり好みではありません。
筆者對IE800無感,除了不能像shure那樣繞後耳掛,不能換線,特殊造型的耳塞等等物理層面的原因,音質也實在喜歡不起來
AK T8iEと比較してみると、IE800の大きなメリットは、まず奥行きの深さがあります。空間表現がAK T8iEのような前面に広がるパノラマ演出ではなく、IE800は細い針穴のような一点集中型で、センターの音像が奥へと無限に広がっていくブラックホールのような魅力があります。つまり音楽の望遠鏡というか、覗き穴的な魅力があります。
和T8iE相比較,IE800很大的一個優勢在於音場縱深,不像T8iE那樣在前方展開全景的表現手法,而是猶如針孔一般的”聚焦”
中央的音像往後方無限伸展,猶如黑洞一樣深邃,換句話說,像望遠鏡一樣的 窺視音樂的魅力
また、低音も同様に、腰が座っているAK T8iEの豊かな低音とは対照的に、IE800では低音楽器そのものよりも、その周囲の空間のほうが抽象的に描かれています。AK T8iE以上に、ドスンというインパクトよりも付帯音を重視した鳴らし方です。
低頻和T8iE豐潤穩固也形成對照,比起低音樂器本身,更著重抽象的描繪其周圍的空間
比T8iE還要更強調低頻的泛音/擴散感
ウェイン・ショーターのブルーノート録音「The Soothsayer」は60年代ジャズの愛聴盤ですが、IE800を使うことで、トニー・ウィリアムスのドラムや、フレディ・ハバードのトランペットが、遠く異次元空間で鳴っているような距離感があります。キックドラムやベースは鼓膜からドンドンと体感するのではなく、ポツンとそこにある、こじんまりした音がはっきりと聴こえるような演出です。
bluenote出品,Wayne Shorter的專輯”The Soothsayer”是我的心頭好,以IE800試聽的時候,Tony Williams的鼓,Freddie Hubbard的小號,就好像是從遙遠的異次元空間傳來一樣,有著奇妙的距離感,大鼓和低音提琴沒有那種咚咚衝向鼓膜的感覺,而是隔一段距離有個”咚”的聲音傳來 這樣的表現手法
箱庭的というか、普段なら耳を強打するようなインパクトのある響きでも、IE800ではそれすら冷静に観察できる剥離感があり、「あれ、キックドラムってこんなふうに鳴り響いてるんだ」と冷静に感心するようなリスニング体験ができます。
像盆景一樣,即使一般是會猛力衝擊耳朵的聲響,在IE800底下也能夠抽身而出,冷靜的加以觀察
有”咦?大鼓原來是這麼響的?”這類平靜的聆聽體驗
IE800の問題点は、主要奏者の音像が細すぎて、掠れることです。響きのツヤが奏者の輪郭を肉付けするのではなく、上記のドラムのように独立してきめ細やかに鳴っています。とくにAK T8iEと比較すると、女性ボーカルなどで豊満な肉声を期待しているのに、IE800を使うことで喉が渇いているかのような、か細い擦れた歌声に聴こえてしまいます。これはディテールという面では優秀なのかもしれませんが、音楽そのもののエネルギーを楽しむ「ノリの良さ」が不足しているように思えます。その点、AK T8iEはIE800ほどの奥深い洞察力は持っていませんが、ヘッドホンらしい音像の太さとバランスの良さがあります。
IE800的問題在於 樂手的音像過於纖細、輕描淡寫,導致樂器聲響即使再好,也沒辦法充實樂手的輪廓,不能像上文的鼓一樣凸顯出來,過於細瘦
以女聲為例,一般我們會期待豐滿的肉聲,可是IE800卻好像聲音沙啞一樣,細細的,乾乾的
也許細節層面很優秀,然而我認為作為音樂本身的能量感,躍動感是不足的
以這點而論,T8iE雖然沒有IE800那種深邃的洞察力,然而有著大耳罩一樣的健康音像與良好平衡
シュアー SE846との比較
SE846は、下位モデルSE535などと比較すると、マルチBA型IEMの多くの問題点を上手に解消し、さらに超高域までワイドレンジ化を実現したハイスペックな機種です。空間の広さはAK T8iEに譲りますが、金属的でハードなアタックと、ドンドンと体感できる低音のパンチはさすがBA型フラッグシップ機だと関心します。
SE846和次一階的SE535比較之下,很好的解決了多單體動鐵的許多問題,直到超高頻都能重放的寬頻頂規機,寬闊的空間感不輸T8iE,金屬感、硬調的起音 咚咚咚有著一定體感,十足的低頻力道等等,不愧為動鐵旗艦機的強項
例えば、MDGレーベルによるバヴゼのラヴェル楽曲集は、演奏と録音のどちらも素晴らしい推薦盤なのですが、AK T8iEで聴くと相性が悪いようで、角が立たずピアノ一音一音のインパクトが弱く、無難に演奏が進行してしまいます。
以MDG出品,巴佛傑的拉威爾樂曲集為例,演奏和錄音各方面都相當良好,值得推薦,然而與T8iE的相性並不好,強力的鋼琴觸鍵的力度變弱,演奏平緩有失精彩
AK T8iEでは付帯音が聴き取りやすいため、主旋律の連続した音色が被ってしまうように感じました。ピアノそのものよりも、付帯する残響音のほうが強調されて、つねにホールの音響を聴かされている感じです。これは「こもっている」というのとは若干意味合いが違い、なんというか広大で響きが豊かなコンサートホールで聴いているような印象を受けます。
T8iE為了讓餘音更加容易聽取,感覺上把主旋律的連續音色蓋過了,比起琴音本身,更強調附帶的殘響,或者堂音一樣的聽感,這和”箱音"不能一概而論,比較接近音樂廳那樣廣大,豐富的聲響效果
交響曲などの場合は響き要素の重なりあいが絶妙なハーモニーを発揮するのですが、ピアノソロの場合は基本的にホール残響に依存するため、手数が多い曲になればなるほど、過剰な空間要素が邪魔になってきます。
在交響曲這類殘響要素較重的曲類,能發揮絕妙的和聲效果,而鋼琴獨奏這類基本上不依靠堂音的類別,如果又是複雜精密的曲目,那麼過剩的空間效果反而會造成困擾
それとくらべて、SE846を使って同じピアノ曲を聴くと、メリハリのあるシャープなアタックで、打鍵に生き生きとした躍動感があります。演奏者の主張が強く、ギラギラと輝くようなパフォーマンスに圧倒されます。響きやホールの音場といったリアリズムにおいてはAK T8iEに負けるのですが、それ以前に、SE846では演奏そのもののメロディに集中できます。余計な響きはスッと抑えこみ、繰り出される音色を的確にシャープに打ち出す、このSE846のサウンドこそが、いわゆる高解像という音なのかもしれません。
以SE846聆聽同一鋼琴曲目,活潑而銳利的起音,觸鍵有著活生生的躍動感,演奏者的意圖也明顯地傳達出來,閃亮光輝的演出相當的壓倒性,雖然在音響,音場真實感上有著優勢,但T8iE相較之下還是遜色不少,SE846集中在演奏的旋律本身,抑制了多餘的音響效果,呈現出銳利直接的音色,SE846這樣的聲音,可說是高解析了
Smoke Sessionsレーベルから今年発売された、ハロルド・メイバーンの「Afro Blue」は、地味なジャケットの見かけによらず、カート・エリングやノラ・ジョーンズら一流シンガーがゲスト出演している、近年稀なジャズボーカルの名盤です。曲ごとに色々な歌手が歌っているので、サンプラーとしてもおすすめです。
Smoke Sessiont出品,今年剛發售,由Harold Mabern演出的「Afro Blue」,從樸素的封面看不出來
有大牌歌手Kurt Elling和Norah jones友情演出,可說是近年少見的爵士歌曲名盤,依曲目而有不同歌手跨刀演出,作為示範唱片也是相當推薦的
ジェーン・モンハイトが歌う6曲目など、SE846は歌手をフロントに持ってきて、ピアノやベース、ドラムなどは体感リズムが強烈に曲を牽引するようなインパクトがあります。
Jane Monheit演唱的第六軌,SE846把歌手抬到前面,鋼琴、低音提琴、鼓等等有著好像能以身體感知的節奏,強烈的牽引住整首曲子的衝擊力
こういったジャズボーカルの曲ではSE846はシャープで鮮明な像を描いてくれるのですが、その半面、SE846の欠点である中高域の響きの乱れも顕著になります。女性ボーカルの特定の帯域だけ音像が膨らんでしまい、一人の歌手のはずなのに、声の一部だけが定位がズレるという現象が発生します。
SE846在這類爵士人聲上能描繪出鮮明銳利的音像,然而其缺點:中高頻失真也很明顯
女聲在特定的頻段會有膨脹的情況,明明只有一位歌手,可是在特定聲域卻有定位跑掉的問題
AK T8iEの場合は、歌手はバンドの一員に徹しており、あまり自己主張せず、たまにピアノなどの影に隠れてしまうことすらあります。しかし歌手の全音域が安定して同じ量感と定位を持っているため、急に膨れ上がったり、ふらふらと動きまわらないという安心感があります。録音の再現性という意味ではAK T8iEのほうが優れていると思うのですが、硬質でパンチのあるSE846の演出にも魅力を感じてしまいます。
在T8iE下,歌手始終作為樂團的一份子,不突出,甚至還會被鋼琴壓倒的情況
然而歌手全音域都相當安定,有著均等的量感與一致的定位,不會突然膨脹或飄來飄去,讓人放心
從忠實再生錄音的角度而言,我認為T8iE比較優秀,然而SE846硬派,有種的魅力也讓人難以割捨
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